大丈夫だと思っていたことが、間近に迫ってくるとやっぱり恐くなってきてしまった。
もうすぐ再会。はやければ今月中。 何もないはずなのに会うのはまだ恐い。 きっと会ってしまえばなんてことないはずなのになぁ。 やめればいいのに考えてしまうのをやめられない。 やらなければいけないことがたくさんあるはずなのに、全然集中できない。 いや、する気がないのかもしれない。 久しぶりにいろんなひとに会ったけれど、誰とでもすれ違っているような気がした。 昨日、彼の友達と一緒に東京湾納涼船に乗って、東京の夜景を一望しながらワイワイお酒を飲みました。 一瞬のできごとのようでまるで儚い夢でした。 現実ではないような感覚に襲われる。 地に足が着いていない感じ。 船の上から波間を見ていると真っ黒な海に白い泡が浮かんでは消えて。 きっと今夜この場所から落ちて海底に消えてしまっても、楽しい宴の中ではだれも気がつかないんじゃないかと思った。 東京の空はくすんでいるのに、夜景は宝石のようにキラキラしていて。 遠くから見る東京タワーもレインボーブリッジも恐ろしいほどにきれいだった。 だけど、来年からあの場所で暮らすのか、と思うとなんだか疲れる街だなと思ってしまった。 わたしには星の明かりのほうが性に合っているよ。 彼が5年半付き合った元彼女。 そうとは知らずに話をしていました。 ロッキンのチケットを譲ってくれたのも彼女だったので、お礼を言いそびれてしまった。 帰りの電車の中でそのことを聞いたので、驚いた。 本当は一度見かけたことがあるのだけれど、そのときとは髪型がかなり変わってしまっていたので全然気がつかなかった。 思えば、彼女とわたしの間にはなんだか変な緊張感があった。 それは初対面だからだと思っていた。 結婚していてもやっぱり複雑な想いになってしまうのでしょうか。 別れてからも仲が良いことってすごいなー。 みんな優しくしてくれるけれど、やっぱりどうしたってわたしのいる場所ではない。 同級生ではないひともいるけれど、同じ歳に生まれ長い時間を共にしてきた彼女たちにはやっぱり少し距離をもってしまう。 とてもだいすきな素敵なひとたちであることは間違いないのだけれど。 船があまりにも楽しかったから「来年もみんなで乗ろう!」と約束を交わした。 だけど、来年わたしはこの場所にいるのだろうか。とこころの中で思っていた。 彼と別れたらわたしはもう彼らに会うことは2度とないわけだし。 それは寂しいなぁと思った。 帰りの電車の中で彼にわたしの痛いところを突かれた。 「感情を表に出すのが下手だね。」 それは前々から気がついていたことで、わたしの改善したいところでもあった。 なんだか見抜かれてしまっていたことが悔しいようなショックのような。 複雑な心境になってしまった。 なんだかいろいろ恐くて。 だけど、それをうまく言葉にできないし、胸の辺りまで出ている感情もそれ以上吐き出せない。 それが苦しい。 そんな気持ちを話すこともなかなかできないけれど、今夜はそんな話をしてみた。 彼は「吐き出しちゃえばいいのに。」と言った。 わたしが「子どもの頃はうまくできたのになー。」と言ったら、「きみはもうこころも体も大人になってしまったんだよ。」と。 だから感情を抑えようとしてしまうのは仕方のないことなのかもしれない。 たくさん泣いた。久しぶりに泣いた。 この涙はどんな涙なのかわからないけれど、悲しいことだけは確かだった。 理性的だった自分がそうじゃなくなった。 それは恋に溺れてしまったんだよ。と彼は言ったけど、そんなことがあってたまるか。と思う。
by batteria_1212
| 2007-09-04 23:35
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